なまくら音楽室

ここでは、しゅいそが作ったオリジナル曲を公開しております。

ユーフォニアム音源紹介

はじめに

最近、吹奏楽を話題にした小説がアニメ化され、主人公の担当であるユーフォニアムという楽器が有名になったりしました。しかし、DTMにおいてユーフォニアムが収録された音源は貴重なものとなっています。ここでは、そんな音源を紹介したいと思います。

ユーフォニアムとDTM

まず、日本においてユーフォニアムといえば、吹奏楽の中で使用されることがほとんどです。詳しい説明は他で調べてもらうとして、吹奏楽の中では主に低音部を担当します。

ユーフォニアムは吹奏楽の編成ではほぼ必須にも関わらず、管弦楽においては稀に編入楽器として扱われる程度です。そのため、ほとんどのオーケストラ総合音源には収録されず、DTMにおいては貴重な音となっているわけです。

ユーフォニアム音源紹介

前置きが長くなってしまいましたが、早速紹介していきましょう。価格は2015年6月現在の価格です。日本と海外の両方で取り扱いのあるものは安いほうを表示しています。なお、最新の価格は公式サイトでチェックしてください。

Roland SC-8850

生産終了
ハード音源全盛期のSC-88Pro(通称ハチプロ)の後継モデルとなる製品で、"Euphonium"という名前のパッチが収録されています。下位モデルであるSC-8820にも収録されています。昔の製品なので今の製品に比べると音質で劣ると思われます。

Garritan Concert & Marching Band 2

約¥19,000
オーケストラ音源で有名なGarritanブランドから発売されたマーチング音源。その名の通り、ユーフォニアムのほか吹奏楽で使われる管楽器をはじめマーチングパーカッションまで収録された、まさに吹奏楽のアレンジには持って来いなソフト音源。しかし、サイトのデモを聴く限り音がかなりシンセっぽいのが難点。この価格で吹奏楽に必要な楽器が揃うのはこの製品だけなので、その点だけは評価できると思います。

WIVI Orchestral & Band Brass

約¥49,000
おそらく世界でも唯一の物理モデリングタイプのユーフォニアムが収録されたソフト。ユーフォニアム以外にも様々な金管楽器が収録されています。しかし、こういった物理モデリングタイプのソフト音源は表現力に優れる反面、音のリアルさではサンプリングベースの音源には敵わないので打ち込み技術でカバーしましょう。

VIENNA SPECIAL EDITION VOL. 4

約¥35,000
Vienna Instrumentsより発売されている複数の楽器のバンドル製品のうち、ユーフォニアムが収録されたもの。ユーフォニアムの他にも吹奏楽で使う特殊な管楽器も収録されているのでVienna製品で揃えたいなら是非。

VIENNA EUPHONIUM

約¥10,000
Vienna Instrumentsから発売されている、バラ売りされているユーフォニアム音源。おそらくはViennaのフルセットに含まれるユーフォニアムと同じ仕様で、上記のSpecial Editionに収録されているものよりも音質が良いと思われます。値段に目を瞑れば現状では最高品質のユーフォニアム音源でしょうか。